そもそも羽毛布団とは?
文字通り羽毛を使った布団です。
羽毛布団は主に、下羽を使ったダウン、羽軸のある羽毛のフェザーが使用されますが、ダウンが50%以上でフェザーが50%未満のものだけが羽毛布団になれます。逆にダウンが50%未満でフェザーが50%以上のものだと羽根布団と呼ばれます。
また、羽毛にも種類があり、大きく分けてダック、グース、マザーダック、アイダーダックがあります。
・ダック
お手頃価格で手に入りますが、他と比べると重く雑食特有の臭いが気になる場合があります。
・グース
グースは軽い羽毛でボリュームが出やすいところや、臭いにくい点でダックより優れていますが、やはり相応の値段にもなります。
・マザーグース(マザーダック)
グースより飼育期間を長く設けることで、ダウンボールが大きい良質な羽毛になります。ボリューミーで軽量なところで人気が高いのですが高価なものが多いです。
・アイダーダック
和名ではホンケワタガモと呼ばれるダックですが、ただのダックやグースとは格別です。
複雑な毛先を持った独特の羽毛は、ダウンボールが大きく断熱効果が高くなります。やはり値段は高めですが、その価値は使った人こそわかる代物です。
高級羽毛布団の良し悪し見極め方
布団に使われる羽毛の割合やダウンの質で考えると良し悪しが見えやすくなります。
羽毛布団を手に取ってみた際に、押しつぶしてみて空気が入っているか、柔らかさなどを確認してみると良いでしょう。
また押し潰した後に反発がどれくらいあるか、押した形がどのくらい残っているかなどもチェックするポイントとして大事です。ただダウン量がたくさん入っているだけでは、いけないことも知っておいていただきたい。
ぎゅうぎゅうに詰まったダウンは重くなってしまったり、暖かさを発揮できない状態の可能性があります。空気を含んでいるくらいふわっとした布団がいいでしょう。
羽毛布団の選び方
選ぶときに気を付けたいポイントとして、忘れがちですが臭いは使い続けるのに一番重要なポイントです!
ダックダウンは臭いが強いので苦手な方は避ける方が良いでしょう。
作成段階で臭いを抜いていますが、取りづらいのが獣臭。仕方ないとはいえ臭いが薄いものを選ぶことをおすすめします。
展示されている状態では臭いが分かりにくいですが、袋を開けさせてくれる店舗だったらあけて臭いを確認してみましょう。
選ぶときに、原毛の洗浄を国内メーカーで行っているとベストです。
ただ、懸念点として国内メーカーの洗浄だと高いこともあり産地洗浄を行っていることが多いです。布団バイザーなどがいる店舗では一度確認してみる価値はありますよ。