今注目の「リトミック」とは何か
子供さんに何か習い事をさせている方もこの文章を読んでいる中にはおそらくたくさんいるのではないかと思います。
私自身も記憶力や吸収力の高い子供のうちに何か習い事をさせた方がよいのではないかと思い、ここのところかなり詳しく子供向けの習い事教室についての情報を集めているところです。
このところ「情操教育」ということに凝っていたこともあって、多くの情報を見つけることができたことの一つに「リトミック」があります。
既にご存知の方もいるでしょうが、「リトミック」とは音楽教育の一つであり起源はスイスの音楽教育家である作曲家のエミール・ジャック=ダルクローズが提唱した方法からきたものです。
リトミックの基本は音楽を聞きながらダンスやしぐさなど子供自身が好きなように行動をするということです。
普通のダンスや楽器演奏とは違って、音楽はあくまでもその場で聞くだけのことにしてあとは子供が好きなようにしていいというところに特徴があります。
そのためリトミックが推奨されているのは就学前の非常に幼い時期のようで、だいたい1歳半くらいからの期間で段階的に行われていきます。
年齢によって行うプログラムが違う
最初にリトミックを提唱したダルクローズは音楽家だけでなく児童心理学の研究者でもあったようで、プログラムの中では子供の成長に合わせて音楽の使い方を少しずつ変えていくプログラムを作っています。
例えばリトミックを始めたばかりの1歳児なら、音楽を流して本当に自由に体を動かすことを促していきます。
それが2歳くらいになって他の子ともコミュニケーションをとれるようになったら、今度は自分ひとりだけでなく周囲の子とも一緒になりながら行動をしていくようにします。
3歳児、4~5歳児になってきたら体を動かすだけでなく数をカウントしたり文字や単語を使ったりといったふうに、他の学習も一緒にしていきます。
子供というのは生まれたときから音楽が好きで、私の息子もテレビ番組で楽しげな音楽がなるとよく一緒に踊ったり体を動かしたりしていました。
そういった音楽に合わせて自然に体や頭を動かすというのは大変すぐれた情操教育の効果を生むことができるそうなので、習い事に行くのが難しいという家庭なら自宅でも同じように子供に積極的に音楽を聞かせるようにするのがいいみたいです。
音楽と想像力の発育
音楽というのは普段生活をしている私達にとって最も身近な芸術作品ともいえますよね。
優れた絵画や彫刻というのは美術館などに言ったりレプリカを買ったりしないとなかなか目にすることはできませんが、音楽はいつでも簡単に聴くことができ一日のうち全く聞かないという日はないくらいです。
リトミックの教育で一番重視しているのはそうした音楽を聞いたときに浮かぶ発想を伸ばしていくことで、将来にわたる想像力を養うということです。
私自身はかなりひどいものなんですが、息子にはこれからたくさんの音楽を聞いてきちんとしたリズム感を身につけてもらいたいなと思っていたりします。